「がんばれクムスン」156話!
カンジファンにはまり始めた9月ごろからずっと毎日一話ずつホームドラマチャンネルで見続けていた「クムスン」の終盤を、11月後半に一気に見ました。
ちょうどここら辺を見たときは、少し気分がへこんでいる時だったということもあるかもしれないけれど、うたた寝している息子のすぐそばで見ながら、もし息子が目が覚めたときに、最低限とりつくろえるように顔を半分隠しながら、ぼろぼろに泣いてこの回を見ました。
もともとそんなに涙腺が弱いほうでもなく、恋愛ドラマの別れのシーンでこんなに泣いたことはありませんでした。
このドラマに関しては、見る前からかなり情報が頭にはいってきてしまっていて、こんなシーンがある、と見る前から知っていてところも少なくありませんでした。
だからこの回に関しては、何の予備知識もなく見ることができて本当に良かったと思いました。
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私にとっては、このドラマは、この回の、ジェヒが告げる別れのシーンのためにあったと言ってもいいと思います。
「カンジファンがチャーミングなドラマ」として、好きなドラマではあったけれど、この回があったことで、私にとっては「記憶に残るドラマ」になりました。
はじめジェヒが穏やかな笑顔で現れたとき、あれ?と不思議に思いました。
ジェヒの母親からも、そしてノ家の義父母からも、結婚するなら子供を手放すように言われ、ついにはクムスンハルモニから「別れ」をすすめられる、という危機的な状況のはずだったから。
でもそれが別れを決意した笑顔なのだということに、だんだん気づかされます。
フィソンのもとを訪れ、笑顔で語りかけながらも、にじんでくる涙をこらえ、「元気でたくましくな」と言って、フィソンの顔を帽子で隠し、後姿をみせずに立ち去るジェヒ。
そして新しくクムスンが勤める美容室をやはり普段の様子のまま訪れたジェヒ。
クムスンに手のマッサージをねだるジェヒ。
食事に行って「食べさせてくれ」と甘えるジェヒ。
その行動ひとつひとつすべてが、これが最後なのだと別れを決意したもの。
そして別れを切り出す決意の公園。
「俺のどこが好きだ?」と言ってクムスンに答えさせるジェヒ。
そして「じゃあお前も俺に聞いてみろよ」と言うジェヒ。
「かわいいから」
そしてたくさん好きな理由を並べるジェヒ。
そしてついに、、、。
「旦那の家族を宝物のように思っているから、世界で一番いい男をみすみす失いかけている」
「今まで一度も言ったことないよな」
「愛してる。愛してる。別れよう」
涙をこらえて別れの言葉をつげようとしていたけれど、クムスンを抱きしめて涙をこらえきれないジェヒ。
「僕のかわいいクムスン」
でもジェヒのからだにかかるクムスンの腕をほどいて立ち去ったジェヒ。
あれだけクムスンに愛の告白をしていながら、今まで「愛してる」という言葉を言ったことがなかったことに、初めて気づかされます。
作者はもしかしたらこのシーンのためにこの言葉を今までジェヒに言わせずに大切にとっておいたのでしょうか。
「愛してる、愛してる、別れよう」という言葉も、ここだけ聞けば恋愛ドラマにはよくある言葉の羅列のようにも聞こえます。
でもこの長い長いドラマの中ずっと、ジェヒがクムスンを追い求め、追い求めるの見てきて、そしてやっと手に入れたと思った愛情を、自ら「愛しているけれど別れよう」と言って手放そうとする時、本当に涙が止まりませんでした。
「愛してる、愛してる、別れよう」
このジェヒの言葉に、本当にヤラレタ、と思いました。
しばらくこのシーンを思い出すだけでも泣けそうで、その時の自分の気持ちの問題もあったのかも、と思ったけれど、少し前に録画していた衛星劇場の田代親世の「どっぷりがんばれクムスン」でも、やはり視聴者の選ぶ好きなシーンで一位になっていました。
今見直してみて、初めてみたときのように泣けるわけではないけれど、別れを決意しながら笑顔でフィソンを見つめる目、クムスンを見つめる目、このときのカンジファンの表情は本当に良かったとやはり思います。
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